連載:ミルト&マイケル成功の軌跡 Ⅱ.接客編

1.店舗はエンターテイメント M&Mの店舗を街角から望むと、ショッキングピンクのテントの上に色鮮やかな各国の旗が飾られ、まるでサーカス小屋か遊園地の施設のようにも見えます。新規開店時には、回転照明灯を使ってライトアップを行ったといいます。 この発想には、店舗の存在をアピールするということの他に、「クリーニング業というものはエンターテイメント(人を楽しませる興行)でなければならない」という基本的な考え方があります。 ①顧客は憂鬱である 「クリーニングの顧客は憂鬱である」というのは、チョートコフ氏の名言です。 シャネルのスーツに限らず、どのようなものを買うにしても、商品を売る店に訪れる顧客には楽しい夢があります。しかし、クリーニング店へは、くたびれ果て薄汚れてしまった重たいだけの衣料を抱えて行かなければならないという顧客しかこないのです。だからこそ、他の業種以上に…





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