英国における業界スキャンダルからテキスタイルケアの提唱へ

マレー・シンプソン 元英国テキスタイルサービス協会事務局長 *この記事は、2008年にシンプソン氏がイギリスにおけるクリーニング業界の社会不信を取り上げたレポートです。写真資料等は、発表時に同氏のご厚意により提供いただきました。また、同氏は、「テキスタイルケア」という用語を提唱した第一人者でしたが、不幸にして2014年に不慮の事故により亡くなられました。 わたくしマレー・シンプソンは、英国のクリーニング業者団体であるテキスタイルサービス協会(TSA)の事務局長であり、またヨーロッパ共同体のクリーニング業界団体連合会である国際テキスタイル委員会(CINET)の副会長を務めています。 ヨーロッパの業界動向についてご報告する前に、今年の3月に起きた大変ショッキングな英国内における業界批判についてお話します。 英国の消費者情報会社である「Which?」が、2008年3月にクリーニ…





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