樹脂で裏張りした裏コーティング加工

独特の色合いや機能をつくりだすために、表地の裏側に顔料を含んだ合成樹脂が塗られている加工があります。 ◎ナイロンなど合繊素材に裏から色付けする 無色のナイロンなどの合成繊維で織られたものは、半透明の透過性のある生地になります。これを表地として使用する場合、裏側に顔料を含んだ合成樹脂を塗ることによって、独特の色合いや防風・防水性の機能を持った製品に仕上げることができます。ダウンジャケットなどの衣類に使用すると、表地の肌触りを生かしたまま、羽毛の吹き出しを防ぐ効果があることから、最近このような製品が増えてきました。  ◎剥がれると黒く見えるようになります 合成樹脂は、一般にポリウレタン系のものが使用されていますが、湿気の高い状態のまま保管(中綿製品の場合は要注意)していると、樹脂が徐々に分解して剥がれやすくなります。剥がれた部分は半透明になるので、内側が暗く見…





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