「麻」表示素材はリネン(亜麻)とラミー(苧麻)だけ

夏の素材として爽やかな肌触りで、清涼感のある麻。しかし、衣料品の素材として正式に「麻」と表示できるのは、リネン(亜麻)とラミー(苧麻)だけです。 ◎麻という名の植物はありません 繊維の種類として「麻」と呼ばれているものは、植物の茎や葉の繊維を材料にしたものの総称です。コーヒー豆の袋で知られるジュート(黄麻)、リュウゼツランの仲間のサイザル麻、麻薬で知られる大麻、バナナの仲間のマニラ麻など無数にあります。しかし、繊維製品として「麻」と表示できるものは、リネン(亜麻)とラミー(苧麻)だけなのです。 ◎短繊維の麻はほつれやすい ざっくりとした感じの素材として使われるジュートなどの「指定外繊維」の麻は、一般に繊維が太くて短いため、毛羽立ちやすく、縫い目がほつれやすくなってしまいます。衣料品には向かないファッション製品だと心得てください。…





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