汗と光の複合作用で襟周りが退色

綿製品は、吸湿性が高く汗をよく吸収します。この汗成分が染料を分解して変退色を起こすことがあります。 ◎汗は首筋から台襟を伝って表にシミ出してきます ワイシャツやブラウスなどの襟は、首回りを覆う帯状の生地に支えられています。この首回りの帯状の部分を台襟といいます。首から出た汗は、接触している台襟に吸収され表側の襟(襟羽根)に浸透してきます。時々、襟山の縁に沿ってプリント柄や地色が色あせしているものを見かけます。しかし、不思議なことに最も汗を吸収しているはずの台襟の内側は退色していません。 ◎光の当たる部分だけが汗退色する理由 汗には、塩分が最も多く含まれ、その他には老廃物であるアミノ酸類などが含まれています。これらの成分が日光などの紫外線の影響を受けて、染料を分解するのです。汗が浸透したら、なるべく早めに洗うようにしましょう。…





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