ボンディング生地製品のブリード

コットン100%のジャケットを、水洗したところ、ボンディングされた裏地の染料が表地を汚染しました。  外観観察からは、明らかなブリード(色泣き)に見えます。特に縫い糸を伝って表地に染料が移行している状態からも裏地からの溶出であることが明確です。  本件には、検査機関による品質報告書が添付されており、JISL0844-A2洗濯に対する染色堅牢度試験法の結果、裏面4級という高い評価が示されています。 同試験方法(A2法)はJISによって、洗たく水温度50±2℃、時間30分の洗たく試験機械による回転式洗濯試験と規定されています。 クリーニング会社の報告によると、家庭用洗濯機で中性洗剤使用、洗たく時間2分となっており、30分の洗たく条件による試験方法と比較して、極めて影響の少ない処理が行われていることになります。このことによって、当該品に明らかなブリードが発生したということであれば、品質検…





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