無蛍光生地に蛍光染料使用芯地

 紳士ドレスシャツをクリーニング後、衿部分と身頃部分の色相が違うことに気付きました。 消費者は購入直後に、同様の異常を感じ、メーカーに衿部分を取り替えてもらったとのことです。 このことから、この製品固有の原因が考えられたことから、蛍光状態を確認するためブラックライト照射試験を行いました。  この結果、衿部分と身頃部分で蛍光状態に大きな差があることがわかりました。 身頃部分と衿部分が同ロットの生地を使用していることを前提として考えられることは、芯地に蛍光染料を含む製品を使用している可能性が高いということです。 同じく芯地を使用している前立て部分と身頃部分を比較すると、同様に身頃との明度差が見られます。 以上から、この製品の接着芯地の生地に蛍光染料が使用されていたことから、クリーニングでのプレスによって、生地との密着が進行したことで、蛍光増白効果が増し、身頃部分との明度差が生じたも…





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